QNX ボード サポート パッケージ (BSP) は、ボードへの QNX ソフトウェアの実装を容易にするハードウェア固有のソフトウェアの抽象化レイヤーを提供します。BSP はアーキテクチャ固有、ボード固有であり、ボードリビジョン固有である場合もあります。これらは、システムが実行できる環境を準備するために必要な初期化やその他のアーキテクチャおよびハードウェア固有のタスクを処理します。
BSP は、通常、起動動作を定義するコンポーネントの配信メカニズムとしても機能します。
- ハードウェア固有の初期プログラム・ローダー (IPL)
- スタートアップ コード
- リアルタイムクロックやハードウェアウォッチドッグなどのユーティリティは、ハードウェア固有のコードまたは構成を含む
- シリアルポート、イーサネット、PCIサーバー、SPI NOR、SATA、USBなどのドライバーなどのデバイスドライバー。
QNX BSP は、これらのコンポーネントのほとんどにソース コードを提供します。このコードは、独自のデバイス・ドライバーを作成する必要がある場合、または IPL または始動コードに変更を加える必要がある場合に、モデルとして使用できます。
QNX 標準サポートは、QNX ソフトウェア センターで利用可能な以下にリストされている BSP で利用できます。他のBSPについては、以下に示す「BSPサプライヤー」または「ボードベンダー」から代替形式のサポート(カスタムサポートプランなど)が利用可能または必要になる場合があります。
QNX BSP ライブラリ
当社の広範なBSPライブラリには、主要なARMおよびx86シリコンメーカーのSoCおよび評価ハードウェア用のBSPが含まれています。さらに、 QNX は、ARM Mali、Imagination PowerVR、Intel HD、NVIDIA CUDA、Qualcomm Adreno、VeriSilicon Vivante など、幅広い GPU のグラフィックス ソリューションをサポートしています。
ユーザーガイドやリリースノートなど、SDP 8.0 で利用可能なすべての BSP は、 QNX SDP 8.0 BSP ドキュメントのオンライン インターフェイスから見つけることができます。
私たちは、ライブラリに新しいBSPを継続的に追加し、お客様からの要求に応じたカスタムBSPを開発しています。現在BSPライブラリに掲載されていないBSPが必要な場合は、 お問い合わせください。